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運転者適性診断とは?
合宿免許の適性検査との違い

プロドライバーになるには適性診断が要る!?

合宿免許の入校時に行う適性検査と、プロドライバーなどが受ける運転者適性診断は、目的や結果の扱いが異なります。「適性検査」と案内された場合は、どちらを指しているのかを最初に確認することが重要です。

このページでは、2つの違いを整理したうえで、運転者適性診断の種類や内容、受診後の流れ、合宿期間中に診断を受けられる教習所について解説します。

合宿免許の適性検査と
運転者適性診断の違い

「適性検査」と「運転者適性診断」は名称が似ていますが、対象者や目的が異なります。合宿免許への入校時に行う適性検査は、取得する免許に必要な身体条件などを確認するものです。一方、運転者適性診断は、主に事業用自動車の運転者の特性を把握し、安全運転の指導へ活用するために行われます。

比較項目 入校時の適性検査 運転者適性診断
主な対象者 合宿免許や通学教習で免許取得を目指す方 主に事業用自動車の運転者や、対象となる事業者に雇用される方
目的 取得する免許に必要な身体条件などを満たしているか確認する 運転に関する特性を把握し、安全運転の指導へ活用する
主な内容 視力、聴力、色彩識別、運動能力など。取得する免許によっては深視力も確認する 動作のタイミング、注意の配分、視覚機能、安全態度、危険感受性などを測定する
結果の扱い 必要な身体基準を満たしているかどうかが、入校手続きや取得できる免許区分に関係する 合否を決める試験ではなく、診断結果をその後の安全運転指導へ活用する
主な確認先 入校予定の教習所、または運転免許試験場 勤務先、または国土交通省に認定された診断機関

入校時の適性検査とは

合宿免許の入校時には、取得する免許に必要な身体条件を満たしているか確認するため、視力などの適性検査が行われます。必要な基準は、普通免許、準中型免許、中型免許、大型免許、二種免許など、取得する免許区分によって異なります。

視力、深視力、聴力、色彩識別、運動能力などの詳しい基準は、運転免許に必要な適性試験(視力・聴力・運動能力など)をご確認ください。身体条件に不安がある場合は、合宿免許を予約する前に、入校予定の教習所または運転免許試験場へ確認してください。

事業用ドライバー向けの運転者適性診断とは

運転者適性診断は、運転に関する長所や注意すべき傾向を把握し、安全運転の指導へ活用するための診断です。初任診断、適齢診断、特定診断などがあり、勤務先や担当する業務によって必要な診断が異なります。

入校時の適性検査とは異なり、運転者適性診断の結果だけで合宿免許の入校可否を決めるものではありません。ただし、必要な診断の種類や受診時期については、勤務先へ事前に確認する必要があります。

運転者適性診断とは?
対象者と診断の種類

ここからは、主に事業用自動車の運転者を対象とする運転者適性診断について解説します。自動車運送事業者は、対象となる運転者に国土交通省の定める適性診断を受診させなければならない場合があります。運転者適性診断は、教習所への入校時に行う身体条件などの適性検査とは異なり、診断結果をその後の安全運転指導へ活用するものです。

適性診断には、任意で受診する一般診断と、対象者に受診が求められる初任診断・適齢診断・特定診断があります。また、旅客運送と貨物運送で対象や受診時期が異なる場合があります。必要な診断を受けていない場合は事業者の法令遵守にも関係するため、診断の種類と受診時期を勤務先へ確認してください。

必須となる運転者適性診断

上でも述べたように、初任診断・適齢診断・特定診断の受診対象者は、ドライバーとして企業に勤めるにあたり該当する診断の受診が必須になります。この項目ではそれぞれの診断と受診時期、そして内容や要旨について解説します。

初任診断

対象 新たにドライバーとして採用された者
※過去3年前の受診歴等、免除条件があります。
受診
時期
旅客
運送者
事業用自動車の運転者として選任する前
貨物
運送者
初めてトラックに乗務する前
内容 プロドライバーとしての自覚、事故防止のための運転行動などについて助言・指導を行う。

プロドライバーに就職するなら、たとえ他社のドライバーから転職した場合であっても受けることになる適性診断です。仕事を始める前の時点で受けておかねばならないため、免許を取って採用されたら早めに受ける必要があります。

適齢診断

対象 65歳以上の者
受診
時期
個人
タクシー
事業者
事業の許可に付された期限の更新日において、65歳以上である場合、当該期限の更新を申請する前
上記
以外の
旅客
運送者
65歳に達した日以後1年以内に1回、その後75歳に達するまで3年以内ごとに1回、
75歳に達した日以後1年以内に1回、その後1年以内ごとに1回
貨物
運送者
65歳に達した日以後1年以内、その後3年以内ごとに1回
内容 診断の結果を基に、加齢による身体機能(瞬発力・判断能力など)の変化が運転行動にどう影響するか認識してもらい、事故の未然防止のための身体機能の変化に応じた運転行動について助言・指導を行う。

65歳以上になると定期的に受けなければならない適性診断です。

特定診断(Ⅰ・Ⅱ)

対象 ①死亡又は重傷事故を起こし、かつ、当該事故前の1年間に事故を起こしたことがない者
②軽傷事故を起こし、かつ、当該事故前の3年間に事故を起こしたことがある者
受診
時期
事故を起こしてから、再度事業用自動車に乗務する前
内容 交通事故を引き起こすに至った状況などについて聞き取りを行い、運転経歴等を参考に、交通事故の再発防止に必要な運転行動等についての助言・指導を行う。
対象 死亡又は重傷事故を起こし、かつ、当該事故前の1年間に事故を起こした者
受診
時期
事故を起こしてから、再度事業用自動車に乗務する前
内容 運転に係る様々な基本的特性を明らかにするとともに、交通事故を引き起こすに至った運転特性・状況などを参考に、交通事故の再発防止に必要な運転行動等について助言・指導を行う。

事故を起こした際、ドライバーを続けるなら受けなければならない適性診断です。Ⅰ・Ⅱに分かれていますが、ボリュームの大きい特定診断Ⅱを実施している期間は全国的にも少ない状態です。

運転者適性診断では何を測定する?

運転者適性診断の所要時間は、一般診断、初任診断、適齢診断、特定診断など、受診する診断の種類によって異なります。実際の所要時間や当日の受付方法は、受診する認定機関へ事前に確認してください。

診断内容として、動作の内容やタイミング、注意の配分、視覚機能、安全態度・危険感受性の測定が行われます。一般診断以外では、安全な運転業務の遂行に関連する性格特性の測定が行われ、中でも適齢診断は夜間視力の測定も行われます。ちなみに一般診断では、性格特性の代わりに疲労蓄積度の問診が行われます。

運転者適性診断はどこで受ける?
受診後の流れ

運転者適性診断は、国土交通省に認定された機関で受診します。認定機関には、専門の診断機関のほか、一部の運送会社、組合、指定自動車教習所などがあります。教習所が認定機関であっても、すべての合宿プランで診断を受けられるとは限らないため、事前確認が必要です。

診断後は、測定結果を記載した診断票などが発行されます。診断結果の提出先、保管方法、必要な書類は、診断の種類や勤務先の運用によって異なります。受診前に勤務先へ必要な診断の種類を確認し、受診後は案内された方法で診断結果を提出・保管してください。

合宿中に運転者適性診断を
受けられる教習所

就職や転任にあたって準中型・中型・大型免許や二種免許を取ろうとする方の中には、同時に適性診断の受診も求められている方も見られます。例えば、旅客自動車運送事業運輸規則では、内定を出した後かつ雇用する前に初任診断を受診させることで診断を済ませたものとみなす運用・解釈がなされているため、二種免許と同時に適性診断も受けるよう内定先から言われた、ということがあります。こういった場合、同時に運転者適性診断を受けることで雇用までに必要な要件を円滑にクリアできます。ただ、合宿免許中の受診が法令上の要件を満たすか否かは今一度事業者とご確認ください。

上でも述べたように、一部の指定教習所は、国土交通省から適性診断認定機関に登録されています。その中でも、「免許の匠」で取り扱う一部の教習所では合宿免許に適性診断を組み込むプランも用意しています。入校手続きの際に適性診断に関連する書類が必要になる場合がありますので、ご希望の際は事前に「免許の匠」までお申し出ください。

適性診断の取扱状況、受診できる診断の種類、必要書類、受診日程は変更される場合があります。合宿免許と同時に受診を希望する場合は、申込み前に対応可否を確認してください。

都道府県 教習所名 取扱車種※・
取扱適性診断
山形県 マツキドライビングスクール さくらんぼ校 準中型車 / 中型車 / 大型車 / けん引 / 中型二種 / 大型二種
初任診断 / 適齢診断 / 特定診断Ⅰ
マツキドライビングスクール 山形中央校 普通二種
初任診断 / 適齢診断 / 特定診断Ⅰ
マツキドライビングスクール 赤湯校 けん引 / 普通二種
初任診断 / 適齢診断 / 特定診断Ⅰ

普通免許・二輪免許・大型特殊免許を除く

合宿免許と適性検査・適性診断の
よくある質問

合宿免許の適性検査と運転者適性診断は同じですか?

同じものではありません。合宿免許の入校時に行う適性検査は、取得する免許に必要な身体条件などを確認するものです。運転者適性診断は、主に事業用自動車の運転者の特性を把握し、安全運転の指導へ活用するために行われます。

運転者適性診断の結果が悪いと合宿免許に入校できませんか?

運転者適性診断は、合宿免許の入校可否を決めるための合否試験ではありません。ただし、入校時に行う視力などの適性検査では、取得する免許に必要な身体基準を満たしているか確認されます。

視力などの基準に不安がある場合はどうすればよいですか?

取得する免許によって必要な視力や深視力などの基準が異なります。運転免許に必要な適性試験(視力・聴力・運動能力など)を確認し、不安がある場合は予約前に入校予定の教習所または運転免許試験場へ相談してください。

合宿期間中に初任診断を受けられますか?

一部の教習所や合宿プランでは、合宿期間中に初任診断などを受けられる場合があります。対応する診断の種類、日程、必要書類は教習所によって異なるため、申込み前に勤務先と教習所の両方へ確認してください。

まとめ

合宿免許の適性検査と運転者適性診断について、確認しておきたいポイントをまとめます。

  • 入校時の適性検査と、事業用ドライバー向けの運転者適性診断は目的が異なる
  • 視力などの身体基準は、取得する免許区分によって異なる
  • 初任診断・適齢診断・特定診断など、対象者によって必要な運転者適性診断が異なる
  • 合宿中に適性診断を受けたい場合は、勤務先と教習所へ事前に確認する

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