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合宿免許のモデルスケジュール
合宿免許は短期集中で教習を受講できるよう、教習所がスケジュールを組んでいます。このため、普通免許では最短16日、AT限定なら最短14日で教習所を卒業できます。
ここでは、普通車の合宿免許スケジューリングや、普通免許を取得する流れについて解説します。合宿を利用して早く免許を取りたい方はぜひご覧ください!
詳細は「合宿免許のメリット」「合宿免許の最短期間」をご覧ください。
所持免許がある場合・他車種の場合についてはお問合せください。
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【普通車AT】合宿免許の
受講スケジュール(時間割)例
下記は、学科を対面教習で行う場合のスケジュール例です。
教習所によっては学科教習がオンデマンド化しているところもあります。そういった所では下記のようなスケジュールとなり、時間的余裕を作りやすくなります。
これらのスケジュールはあくまでも一例で、実際のスケジュールとは異なります。
- 技能教習
- 技能教習1時限50分
- 学科教習
(対面) - 学科教習1時限50分
- 学科教習
(オンデマンド) - 学科教習1時限50分、受講時間に自由度が高い。
- 応急救護
- 応急救護の教習。
- 適性検査
-
運転に関する状況判断能力や行動の正確さなどを自覚するための検査。
視力や聴力の検査も行う。
- 効果測定
- 学科試験に備えた模擬テスト。
- 仮免学科試験
- 仮免学科試験のために受ける学科試験のこと。
- 修了検定
- 仮免学科試験のために受ける技能試験のこと。
- 卒業検定
- 教習所を卒業するために受ける技能試験のこと。
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【普通車AT】入校から
運転免許証交付までの流れ
免許取得までの流れを段階ごとに解説!
上にある図のように、運転免許を取得するまでは、様々な教習・検定や手続きを受けることになります。
ここでは、これらのイベントについて詳細な内容や注意事項について解説します。
入校説明・適性検査
入校説明においては、手続きのほか教習所の利用説明、つまり所内のルールや教習の受け方についての説明を受けます。
適性検査では、運転の際の判断力や運転に影響する性格的傾向を見るほか、身体・知覚能力が免許の取得条件に適するかを見ます。特に、視力が基準に達していない場合は、入校できません。必ず事前に確認してください。
第一段階
運転において基本的なルールや操作技術を学ぶ段階です。これを一通り終了すると仮免許のための試験に進むことができます。
まずは適性検査を通ればすぐに先行学科として「運転者の心得」を学び、これを終えると他の学科教習や技能教習に進みます。それぞれ一通り受講すると、効果測定⇒みきわめ⇒修了検定⇒仮免許学科試験となります。
学科教習(第一段階)
交通上の法規やルールなど、路上で車を運転するために必要な基礎知識を学びます。
教習期間は10時限、先行学科(運転者の心得)以外の内訳は下記になり、学ぶ順番は教習所や入校日によってバラバラに異なります。
- 信号に従うこと
- 標識や標示などに従うこと
- 車が通行するところ・してはいけないところ
- 交差点や踏切の通行
- 緊急自動車等の優先
- 安全な速度と車間距離
- 歩行者の保護など
- 安全の確認・合図・警音器の使用
- 進路変更など
- 追い越し
- 行き違い
- 運転免許制度・交通反則通告制度
- AT車の運転
技能教習(第一段階)
基本操作から安全運転のための技術までを習得します。教習所内コースを使って、助手席に教官が座った状態で行われます。教習車の助手席には補助用のハンドルやブレーキなどがついているので、運転に慣れていなくても安心して教習できます。
教習期間はMT車の場合最短15時限、AT車は最短12時限ありますが、法令上1日に2時限までしか受けられません。
下記が第一段階で必ず習得する内容となります。
- 車の乗り降りと運転姿勢
- 自動車の機構と運転装置の取扱い
- 発進と停止
- 速度の調節
- 走行位置と進路
- 正しいタイミングの発進と加速
- 目標にあわせた停止
- カーブや曲がり角の通行
- 坂道の通行
- 後退
- 狭路の通行(S字・クランク)
- 通行位置の選択と進路変更
- 障害物への対応
- 標識・標示にしたがった走行
- 信号にしたがった走行
- 交差点の通行(直進・左折・右折)
- 見通しの悪い交差点の通行
- 踏切の通過
- 急加速と急発進時の措置
また、AT車は上記に加え「AT車の運転」も教習します。その際、AT車でも「急加速と急発進時の措置」を習います。
効果測定(第一段階)
第一段階学科教習を全て受講した人が修了検定の前に受ける模擬試験です。第一段階で学んだ内容が出題されます。
合格点は、ほとんどの教習所において50点満点中45点以上。これに合格するまで、みきわめを受けることができません。
みきわめ(第一段階)
第一段階の技能教習の最後(つまり修了検定の前)に行われる教習です。教習所内コースを使って、第一段階で学んだ内容を基に正確な運転ができているか確認します。
あくまで教習の一つですが、「良好」「不良」という合否判定があり、「不良」と判断されると修了検定まで進めません。その判断基準に数字的な合格点はありませんが減点方式で、大きなミスをしたり何度もミスを繰り返したりすると「不良」と判断されます。この際は、良くなかった項目の技能を補修することとなります。
ちなみにみきわめを判断する指導員は、教習所内でも指導経験年数等の条件を満たした人が選ばれます。
修了検定
第一段階における技能検定です。所内のコースを検定員の指示に従って走行します。これに受かることで、仮免試験に進むことができます。
合格点は100点中70点以上、減点方式で採点されます。減点は規模に応じて5点・10点・20点・即不合格(検定中断)のものがあります。これらの基準は法令で決められています。
受からなかった場合は、ほとんどの場合1時限以上補修を受けることになります。
ちなみに受験形式は複数人交代制。車内に数人の受験者が同乗し、検定を終了した人は後部座席へ移動します。
仮免試験
修了検定から3か月以内に行われる、仮免許交付のための試験です。第一段階の学科で学んだことについて、○×式の文章題(標識図の画像あり)50問で出題されます。
合格点は100点満点中90点(50問中45問)以上。合格後に仮免許を交付することによって、第二段階に進み路上教習を受けることができるようになります。
ちなみに、ほとんどの教習所では一定回数(多くは3回)落ちると地元(住民票所在地)の免許センターで再受験を受けることになります。
第二段階
第一段階を踏まえて、実際の運転に必要な技術・経験・知識を学びます。
学科教習・技能教習を一通り受講すると、効果測定⇒みきわめ⇒卒業検定となります。
セット教習について
第二段階の中盤になると、技能教習学科教習を組み合わせた「セット教習」を受けます。教習の内容から、「危険予測教習」と呼ばれています。
まずは技能教習2時限で「他の交通を意識した危険予測と危険回避」を行います。2~3名で1人ずつ交代して運転を行い、運転者以外が危険予測の観点から運転を観察します。
その後、学科教習1時限で「危険予測ディスカッション」を行います。技能教習で観察した内容を基に、危険要素の発見・対処について話し合います。
学科教習(第二段階)
路上で実際に起こりうる様々な状況に即した運転知識と安全を学びます。
教習期間は16時限、セット教習(危険予測ディスカッション/1時限)以外の内訳は下記になります。
- 応急救護
- 自主的な運転経路の設計
- 高速道路での運転
- 死角と運転
- 適性検査結果に基づく行動分析
- 人間の能力と運転
- 車に働く力と運転
- 悪条件下での運転
- 交通事故
- 自動車の保守管理
- 駐車と停車
- 乗車と積載
- けん引
- 自動車の所有と保険制度
医師・救急救命士など特定の資格を持った人は、応急救護(3時限)の科目を免除されます。
また、学ぶ順番は原則教習所や入校日によってバラバラですが、「自主的な運転経路の設計」は技能教習「自主経路設定」に、「高速道路での運転」は技能教習「高速道路での運転」に先んじて受講する必要があります。
技能教習(第二段階)
実際の状況に即した運転技術を身につけるということで、路上で教習を行います。第一段階と同じく、補助ハンドル・ブレーキなどが付いた助手席に教官が座った状態で行われます。
教習期間はMT車の場合最短19時限、AT車は最短16時限ありますが、法令上1日に3時限までしか受けられません。
下記が第二段階で必ず習得する内容となり、セット教習(他の交通を意識した危険予測と危険回避/2時限)以外の内訳は下記になります。
- 路上運転に当たっての注意と路上運転前の準備
- 交通の流れに合わせた走行
- 適切な通行位置
- 進路変更
- 信号、標識、標示等に従った運転
- 交差点の通行
- 歩行者の保護
- 道路及び交通の状況に合わせた運転
- 駐・停車
- 方向変換・縦列駐車
- 急ブレーキ
- 自主経路設定
- 高速道路での運転
- 特別項目
効果測定(第二段階)
第二段階学科教習を全て受講した人が卒業検定の前に受ける模擬試験です。本試験と同じく、文章題90問(1問1点)、イラスト問題5問(1問2点)を○×式で出題されます。教習所の学科で学んだこと全てについて出題されますが、教習所によっては第二段階の問題が多く出題されます。
合格点は、ほとんどの教習所において合格点は100点満点中90点以上。これに合格するまで、第二段階のみきわめを受けることができません。
みきわめ(第二段階)
第二段階の技能教習の最後(つまり卒業検定の前)に行われる教習です。卒業検定と同じく、路上と教習所内コースの両方を使い、路上では路上を走る上での基本的な運転技術を、所内では縦列駐車や方向変換について確認します。
判断体制や失格後の処置は、第二段階の教習内容を交えたところを除いて第一段階のそれと同じになります。
卒業検定
第二段階のみきわめが終わってから3か月以内に行われる、卒業証書交付のための試験です。この試験に合格し卒業証書を受け取るまでが合宿期間となります。
路上と教習所内コースの両方を使い、路上では路上を走る上での基本的な運転技術を、所内では縦列駐車や方向変換について確認します。
合格点は修了検定と同じく100点中70点以上、減点方式で採点されます。減点は規模に応じて5点・10点・20点・即不合格(検定中断)のものがあります。これらの基準は法令で決められており、内容は修了検定とほぼ同じですが、路上での運転を見るあたり様々な要素がプラスされています。
受からなかった場合は、ほとんどの場合1時限以上補修を受けることになります。
ちなみに、不正防止のため修了検定と同じく複数人交代制で、他の生徒を同乗者として交代で試験を行います。
免許取得手続き
卒業証書交付から1年以内に、住民票のある場所で手続きを行います。内訳として、適性試験⇒本試験(学科)⇒合格者講習・免許用写真撮影⇒交付となります。
手続きに向かう際は、下記の持ち物をご用意ください。
- 仮免許証
- 卒業証明書
- 手数料(¥3,800)
- 印鑑等
- 住民票(免許証所持者は免許証)
- 申請用写真(規定あり/場所によっては所内撮影可能)
- ボールペン、その他筆記用具
うち、筆記用具に関しては地域によって異なります。持参が必須になる所、その中でもシャーペンが使用できない(鉛筆のみ)所、貸出しのものしか使えない所など様々です。鉛筆と消しゴムを用意すれば無難でしょう。
適性検査に関しては、下記をご覧ください。
本試験
教習所の学科で学んだこと全てについて、文章題90問(1問1点)、イラスト問題5問(1問2点)を○×式で出題されます。
合格点は100点満点中90点以上。これに合格することで、本免許が交付されます。
補足
試験の採点基準や免許取得手続きに関しては、ある程度法的な規定があります。詳細は下記をご覧ください。
- 警察庁Webサイト:警察庁の施策を示す通達(交通局)
- 警視庁Webサイト:運転免許試験のご案内
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