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大型免許の教習って難しいの?
にゃーすけ
大型車は車体が大きく、ほとんどの教習所が全長11~12mで幅が2.4~2.5m、高さが2.6~2.8mの大型車を使用しています。全長が最大12mと言われてもピンと来ないかもしれませんが、例えるとビル3階建て分ほどの長さになります。
大型車はその車体の大きさから死角がとても多いです。その死角を補うために左右のサイドミラーの他に、サイドミラーの死角を補うためのサイドアンダーミラーと、車両前方の死角を補うためのアンダーミラーがあります。普通車よりも見なければならないところが多くなるため、初めは慣れるのに時間がかかるでしょう。
また、普通車同様ミラーだけでは安全確認が出来ないので、正しい運転姿勢もマスターしなければ安全な運転をすることは難しいでしょう。
他にも、普通車とは前後のタイヤの間隔も違うので、内輪差も大きく変わってきます。普通車でも平均的な大きさのトヨタのプリウスはホイールベースが約2,700mmなのですが、大型車の中では平均的な大きさのいすゞ自動車のGIGAは約7,300mmと3倍近く違います。
内輪差はホイールベースの約1/3と言われているため、プリウスの内輪差は約900mmになりますが、GIGAは約2,400mmとなります。かなりの内輪差が発生するため、初めは綺麗に曲がることも難しいでしょう。
ブレーキのシステムも、普通車とは違います。一般的に普通車は油圧ブレーキを採用していますが、大型車はエアブレーキと言われているものを採用しています。 エアブレーキはその名の通り空気圧でブレーキをかけているのですが、油圧よりもかなり力がかかるため、普通車を運転している時の感覚でブレーキペダルを踏んでしまうと、急ブレーキになってしまう恐れががあります。
以上のことから大型免許の教習は一筋縄ではいかないでしょう。しかし、運転のプロである教習員の方の教習を受ける事で少しずつですが、上達することはできるでしょう。公道で走っているプロのトラックドライバーの方も初めは初心者だったのです。恐れずにチャレンジしましょう!
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