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大型特殊免許とは?取得条件・費用・期間・運転できる車両を解説

大型特殊免許のすべて 徹底解説 費用・取得方法・乗れる車両種類

大型特殊免許(大特)について、運転できる車両・取得条件・費用・取得までの期間と流れを解説します。大型特殊免許はショベルカーや除雪車などの特殊な車両を公道で運転するための免許で、農業・建設・除雪など仕事の現場で重宝されています。他の免許と比べて短期間・低価格で取得できるのも特徴です。

大型特殊免許の基本情報

正式名称 大型特殊自動車第一種運転免許
運転できる主な車両 大型特殊自動車(ショベルカー・ホイールローダー・除雪車・農耕用大型トラクター等)・小型特殊自動車・原動機付自転車
取得条件 満18歳以上
免許経歴は不要。運転経験年数の条件もありません。
限定区分 カタピラ限定・農耕車限定などの限定区分があります(限定なしはすべての大型特殊自動車を運転可能)
主な取得方法 指定教習所の卒業(合宿・通学)/運転免許試験場での直接受験(一発試験)
注意点 公道走行のための免許です。クレーン操作やフォークリフト等の「作業」には別途資格が必要です。

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大型特殊免許とは

大型特殊免許とは、ショベルカーやホイールローダー、除雪車など特殊な車両を公道で運転するために必要な運転免許です。あくまでも公道を走らせるための免許証であり、作業をするにあたっては車両に応じた免許や資格が別途必要になります。

大型特殊免許では、大型特殊自動車だけではなく、その下位車両である小型特殊自動車や原動機付自転車(原付)を公道で運転できるようになります。

農業・建設・除雪・流通など実務での需要が高い免許で、トラックの免許(大型・中型など)やけん引免許と同時教習で取得を目指す方も多くいらっしゃいます。

大型特殊免許で運転できる車両

大型特殊免許で運転できる車両は、大型特殊自動車、小型特殊自動車、原動機付自転車(原付)です。特殊車両を「公道で運転できる」免許であり、作業にあたっては別途必要となる免許や資格がありますので注意しましょう。

運転できる車両例

ラフタークレーン
ラフタークレーン
ホイールローダー
ホイールローダー
トラクター
トラクター
除雪車
除雪車
コンバイン
コンバイン

おまけ

戦車
戦車

戦車を運転するにも大型特殊免許が必要です。自衛隊基地の近くでは公道を走っている戦車を見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。戦車は道路交通法上では大型特殊車両に分類されます。良く見ると公道で走れるようにウインカーやミラーがついていますね。

もちろん自衛隊員以外の方は運転する機会はないと思いますし、運転するには自衛隊でも特別な資格を取得しなければいけないようです。公道を走っている戦車を見かけたら、「運転する人も大特持ってるんだなぁ」と思ってください。

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大型特殊免許の取得条件

大型特殊免許は満18歳以上であれば免許経歴不要で取得できます。大型免許のような運転経験年数の条件はありません。所持免許なしの方でも取得可能です(普通免許所持の方は学科教習・学科試験が免除されるため、短期間・低価格で取得できます)。

年齢 試験を受験する日に満18歳以上であること。
免許経歴・運転経験年数は不要です。
視力 両眼で0.7以上、かつ片眼で0.3以上。
片眼の視力が0.3に満たない場合は、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上。
一種免許のため深視力検査はありません。
色彩識別
能力
赤・青・黄色の識別が出来る事。

上記適性基準の他に、自動車学校ごとに入校条件が設けられる場合がございます。

適性試験の詳細についてはこちらの情報をご参考ください。

取得条件・適性検査については以下でも詳しく解説しています。

大型特殊免許の区分・限定と作業資格との違い

一種免許と二種免許

大型特殊免許にも普通車などと同じく一種免許と二種免許(旅客の運送)がありますが、大型特殊二種免許が必要になる場面は日本国内でほとんどありません。「免許の匠」で取り扱っているプランも、一種免許のみとなります。

カタピラ限定・農耕車限定などの限定区分

大型特殊免許には、カタピラ(キャタピラ)を有する車両に限定される「カタピラ限定」や、農耕作業用の車両に限定される「農耕車限定」といった限定区分があります。限定なしの大型特殊免許を取得すれば、これらを含むすべての大型特殊自動車を公道で運転できます。教習所の合宿免許で取得できるのは、原則として限定なしの大型特殊免許です。

フォークリフト等の「作業資格」は別の資格

大型特殊免許はあくまで公道を走行するための運転免許であり、車両を使った「作業」を行うには、労働安全衛生法に基づく技能講習・特別教育などの資格が別途必要です。例えば、フォークリフトでの荷役作業にはフォークリフト運転技能講習(または特別教育)、ショベルカー(油圧ショベル)等での作業には車両系建設機械運転技能講習、クレーンの操作にはクレーン関係の免許・技能講習が必要になります。

「大型特殊免許=現場で作業ができる資格」ではない点に注意しましょう。仕事で使う予定の方は、車両の運転(公道走行)に必要な運転免許と、作業に必要な資格をセットでリストアップしておくことをおすすめします。

フォークリフトの資格について詳しくはこちらで解説しています。

大型特殊免許の取得方法

大型特殊免許の取得方法は大きく分けて3つあります。

  • 指定教習所を卒業する(合宿免許)
  • 指定教習所を卒業する(通学免許)
  • 運転免許試験場で直接受験する(一発試験)

いずれの場合も適性試験の合格が必要です。

①指定教習所の卒業を目指す(合宿免許)

合宿免許は最短日数でスケジュールが組まれているため、通学と比べ早く卒業できるのがメリットです。普通免許所持の方なら最短2泊3日で卒業を目指せます。大型特殊は延泊率が非常に低く、殆どの方が最短で卒業されています。

所持免許 最短日数 料金相場
普通免許 2泊3日 ¥119,000
所持免許なし 10泊11日 ¥198,000

一方で、合宿免許は原則一時帰宅ができません。教習スケジュールは入校時に渡されるため、仕事を含めた予定を合宿期間中に入れる事ができないことがリスクになります。数日間の休みを調整できる方であれば、最も早く・安く取得できるメリットの大きい方法と言えるでしょう。

②指定教習所の卒業を目指す(通学免許)

通学では教習の予約を都度取る方法であるため、教習とプライベート(仕事含む)の予定の両立がしやすい取得方法と言えるでしょう。仕事を休むことができない方や、育児と両立する必要があるご家庭は通学免許の方がおすすめです。

ただし、大型特殊車の教習は教習所側も車両が少ない為、法人案件などでまとまった教習がはいっている場合は予約がかなり先になることもあります。プライベートとの両立がしやすい一方で、取得までの期間は教習所の込み具合に依存することをリスクとして考えておきましょう。

③運転免許試験場で直接受験する(一発試験)

運転免許試験場で技能試験を受け合格すれば、指定教習所を卒業する必要はありません。一発試験とも呼ばれるこの方法は費用が最も安く見えますが、複数回の受験が前提となり、希望日に試験を受けられるとは限りません。費用と時間のリスクがあるため、運転に慣れていない方にはおすすめしない方法です。詳しくは費用の章で解説します。

大型特殊免許取得にかかる費用

ここでは、大型特殊免許を取得する場合の一般的な費用を解説します。指定教習所を卒業する場合と、一発試験で合格を目指す場合に分けてご紹介します。

指定教習所を卒業する場合

指定教習所を卒業する場合の料金は、普通免許所持の方で9万円台から、料金目安は119,000円です。大型特殊免許は数日間で取得できる免許の為、他車種と比べて料金が安くなります。単体で取得される方もいらっしゃいますが、トラックなどの大型免許やけん引免許と同時教習で取得を目指すケースが半数以上です。

普通免許(または上位免許)所持の方

費用 期間
合宿免許
(オフシーズン)
90,000円
~
130,000円
2泊3日~3泊4日
通学免許
(通年料金)
100,000円
~
150,000円
10日間~
合宿免許
(ハイシーズン)
120,000円
~
150,000円
2泊3日~3泊4日

合宿の料金はシーズン、宿泊先によって大きく変動します。また教習所によっても料金設定が異なります。

通学の料金は地域差が大きく、教習所によっても料金設定が異なります。

上記をご覧いただければ、合宿免許と通学免許では料金の差があまり無いことが分かると思います。通学免許の場合は地域差が大きいため、料金重視の方は合宿免許の料金と比べて安い方を選択すると良いでしょう。

大型特殊免許取得までの費用詳細
(合宿免許の場合)

合宿免許料金
(交通費食事等含む)
90,000円
~
120,000円
免許取得時の手数料(※1) 3,400円
~
4,300円(※2)
その他諸費用(※3) 1,000円~2,000円

警視庁の「大型特殊免許試験(指定教習所を卒業された方)」を参考

受験料1,850円・免許証交付料1,550円~2,450円

証明写真や住民票取得費用など。詳細は必ず最寄りの免許センターにてご確認ください。

大型特殊免許の合宿免許費用例

それでは実際に合宿免許で取得した場合の費用例(2026年度の料金)をご紹介します。

合宿でかかる費用(普通免許所持の場合)
教習所 【山形県】マツキドライビングスクール 太陽校
教習費 107,000円(税込)
宿泊費
食費
交通費 5,000円(※1)
お小遣い 4,000円(1,000円/1日)
写真代 800円
住民票 300円
免許取得時の手数料
受験料 1,850円
免許証交付料 1,550円~2,450円(※2)
写真代 800円
免許取得時にかかる金額の総計
121,300円~122,200円

東京から教習所直通の高速バス(片道5,000円)を利用した場合

マイナ免許証のみ交付なら1,550円、通常の運転免許証のみ交付なら2,350円、両方交付なら2,450円

大型特殊免許を取得するなら合宿免許

合宿免許なら短期間、低価格で取得可能。免許の匠では料金や取得日数を比較しながら、自分に合った大型特殊免許のプランを探せます。

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一発試験の合格を目指す場合

運転免許試験場で技能試験を受け合格すれば、指定教習所を卒業する必要はありません。一発試験とも呼ばれているこの試験ですが、実際にはどうなのでしょうか。注意点や費用を含め解説します。

一発試験の合格率は?現実的な手段なのか

一発試験の合格率は低く、約30%と言われています。しかしこれは一回で合格した割合ではなく、試験に合格した割合です。複数回試験を受講してようやく合格できるのが一発試験であり、一発試験は一回で合格できないと思っておいた方が良いでしょう。複数回受講する場合でも、かなり練習を重ねた上で挑む必要があります。練習できる環境が無い場合は、民間の練習場(指定外教習所など)の費用も発生します。

一方で指定教習所を卒業した人に限定すれば取得率は99%を超えます。つまりほぼ100%取得できることになります。大型特殊免許は最短3日間(2泊3日)で取得できる免許ですので、短期間で取得したいと希望する方は指定教習所を卒業する手段を選んだ方が良いでしょう。

一発試験にかかる費用について

試験場での一発試験の費用は、合計6,100円~7,000円かかります。その内訳は下記になります。

  • 試験手数料:2,800円
  • 交付手数料:1,550円~2,450円
  • 車両使用料:1,750円

不合格になれば受験料はその都度かかります。教習所で取得する場合は10万円以上かかりますので、一発試験を挑み続け合格を目指した方が安くおさえられる可能性はありますが、それ以上に問題になるのが期間です。

一発試験は毎日行っているものではありません。また、受験できる人数には限りがありますので希望する日程で試験を受けれるという確約ができません。よって、状況によっては次の試験の機会が数週間後ということもめずらしくないのです。費用だけで見るのではなく、期間も大きなリスクになるとお考えください。

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大型特殊免許取得までの期間・教習時間

大型特殊免許の取得に必要な教習時間は、所持免許によって決まっています。取得までの期間は、合宿免許なら普通免許所持で最短2泊3日、通学免許なら10日間程度~が目安です。

所持免許別の教習時間表

所持免許 技能教習 学科教習
第一
段階
第二
段階
第一
段階
第二
段階
大型特殊 なし・原付・小特 6 6 10 12
大型二輪・普通二輪 5 5 - -
大型・中型・準中型・普通 3 3 - -

上記は、法令(指定自動車教習所等の教習の基準の細目に関する規則)で定められた最低教習時限数です。

第二段階も教習所内での教習となります(路上教習はありません)。

道路交通法改正等により内容が変更される場合があります。

取得方法別の期間の目安

取得方法 期間の目安
合宿免許(普通免許所持) 最短2泊3日
通学免許(普通免許所持) 10日間~

最短日数・期間は目安です。教習所や入校時期の混み状況によって変わります。

追加料金を支払うことで、優先的に予約が取れるコースを提供している教習所もあります。

大型特殊免許取得までの流れ

指定教習所(合宿・通学)で大型特殊免許を取得する場合の流れは以下の通りです。大型特殊免許には仮免許がなく、技能教習はすべて教習所内のコースで行われます。

  1. 入校入校手続き・適性検査を行い、教習が始まります。
  2. 第一段階(教習所内での教習)所内コースでの技能教習を受けます。普通免許所持:技能3時限(学科なし)/所持免許なし:技能6時限・学科10時限
  3. 第二段階(教習所内での教習)引き続き所内コースでの技能教習を受けます。普通免許所持:技能3時限(学科なし)/所持免許なし:技能6時限・学科12時限
  4. 卒業検定 → 卒業卒業検定(技能)に合格すると卒業証明書が交付されます。卒業証明書の有効期限は1年間です。
  5. 運転免許試験場で申請・試験住民票のある都道府県の運転免許試験場で適性試験を受けます(技能試験は免除)。所持免許なしの方は学科試験もあります。普通免許など既に免許をお持ちの方は学科試験が免除されます。
  6. 免許証交付合格すると大型特殊免許が交付されます。

大型特殊免許に関するよくある質問

大特は18歳から取得できますが、いきなりラフタークレーンなどの大きな車両を運転しても大丈夫ですか?
大型特殊免許は満18歳以上・免許経歴不要で取得でき、取得後は公道で大型特殊車両を運転できます。ただし実務では会社の研修や、作業に必要な資格(技能講習等)の取得を経て運転・作業を任されるのが一般的です。
詳しい回答を見る
大特の一発試験って難しい?教習所に通ったほうがいい?
一発試験の合格率は約30%で、複数回の受験が前提になります。運転に慣れていない方や短期間で確実に取得したい方は、指定教習所(合宿なら普通免許所持で最短2泊3日)での取得がおすすめです。
詳しい回答を見る

まとめ

大型特殊免許について、また取得方法や費用について解説しましたが、いかがでしょうか。

大型特殊免許はプロ免許取得において多くの方が目指す運転免許証です。トラックの免許(大型、中型など)やけん引などの免許と一緒に取る方も多くいらっしゃいます。

免許の匠では同時教習が出来る教習所も多数取り扱いがございます。また、教育訓練給付金制度を利用できる教習所もございます。ご要望の免許に合わせてお得に免許を取得できる方法をプランニングできれば幸いです。

同時教習のこと、給付金の事など些細な事でも構いませんのでご不明点等ございましたらお気軽にご相談ください。

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