よくある質問
通学か合宿、どっちがお得?
通学は自分の都合に合わせて教習を予約することができることが強みです。しかし、料金が合宿と比べると高くなり、教習所に通う必要があるのである程度遠ければ交通費や、車で通うならガソリン代等がかかってしまいます。また、働きながらだと必然的に卒業できるまでの期間が長くなってしまうので、途中で通学するのをやめてしまう方も…。
一方、合宿だと長くても2週間以内に取得することが可能です。合宿ならみっちり運転してから仕事での運転になるので、通学で取得した方より、感覚を覚えたまま運転できるのではないのでしょうか。
また、料金も通学より安く設定されています。
理由としてはまず入校者のスケジュール管理のコストを押さえられるからです。通学で利用している方の都合でキャンセルが発生したり、日にち、時間帯によって予約人数の偏りが発生してしまったりするので教官のスケジューリングのコストや人がいない時間帯での無駄な人件費などが発生してしまいます。
合宿ならあらかじめ入校者のスケジュールを決める事ができるので、無駄なく教習を行うことができ、結果的にコストを抑えることができます。
合宿の期間が長くても2週間なので、入校者の入れ替わりが早いことも理由の一つになります。
また、教習所に行くときにかかってしまう交通費も、合宿の場合は教習所が設定している料金分を支給してもらえるので、そこも嬉しいポイントですよね。
しかも、一部の教習所では合宿料金がキャンペーンで通常料金より、もっと安くなることもあります。
A校 |
所持免許 |
通常料金 |
キャンペーン 料金 |
割引額 |
普通車MT 免許 |
¥413,600 |
¥379,500 |
¥34,100 |
準中型5t 限定MT免許 |
¥372,900 |
¥341,000 |
¥31,900 |
中型8t 限定MT免許 |
¥261,800 |
¥236,500 |
¥25,300 |
所持免許や教習所によって割引額は変わりますが、通学よりも安いのに更に安くなるのはとても魅力的ですよね。
様々な教習所がキャンペーンを実施しているので、詳細は各教習所ページをご確認していただくか、お問合せください。
大型免許の教習って難しいの?
大型車は車体が大きく、ほとんどの教習所が全長11~12mで幅が2.4~2.5m、高さが2.6~2.8mの大型車を使用しています。全長が最大12mと言われてもピンと来ないかもしれませんが、例えるとビル3階建て分ほどの長さになります。
大型車はその車体の大きさから死角がとても多いです。その死角を補うために左右のサイドミラーの他に、サイドミラーの死角を補うためのサイドアンダーミラーと、車両前方の死角を補うためのアンダーミラーがあります。普通車よりも見なければならないところが多くなるため、初めは慣れるのに時間がかかるでしょう。
また、普通車同様ミラーだけでは安全確認が出来ないので、正しい運転姿勢もマスターしなければ安全な運転をすることは難しいでしょう。
他にも、普通車とは前後のタイヤの間隔も違うので、内輪差も大きく変わってきます。普通車でも平均的な大きさのトヨタのプリウスはホイールベースが約2,700mmなのですが、大型車では平均的な大きさのいすゞ自動車のGIGAは約7,300mmと3倍近く違います。
内輪差はホイールベースの約1/3と言われているため、プリウスの内輪差は約900mmになりますが、GIGAは約2,400mmとなります。かなりの内輪差が発生するため、初めは綺麗に曲がることも難しいでしょう。
ブレーキのシステムも、普通車とは違います。一般的に普通車は油圧ブレーキを採用していますが、大型車はエアブレーキと言われているものを採用しています。
エアブレーキはその名の通り空気圧でブレーキをかけているのですが、油圧よりもかなり力がかかるため、普通車を運転している時の感覚でブレーキペダルを踏んでしまうと、急ブレーキになってしまう恐れががあります。
以上のことから大型免許の教習は一筋縄ではいかないでしょう。しかし、運転のプロである教習員の方の教習を受ける事で少しずつですが、上達することはできるでしょう。公道で走っているプロのトラックドライバーの方も初めは初心者だったのです。恐れずにチャレンジしましょう!
大型免許の合宿にかかる期間は?
大型免許を取得する際に必要になる期間をまとめました。入校から卒業までにかかる期間は、所持免許によって異なります。所持免許ごとの最短日数(入校式から卒業式までの日数)とその内訳(時限数)が下記の表になります。
所持免許 |
技能教習時限数 |
学科教習時限数 |
最短日数 |
第一段階 |
第二段階 |
第一段階 |
第二段階 |
中型 |
5 |
9 |
― |
7日 |
中型8t限定MT |
8 |
12 |
― |
9日 |
準中型 |
10 |
13 |
― |
11日 |
準中型5t限定MT |
11 |
15 |
― |
1 |
12日 |
普通車MT |
12 |
18 |
― |
1 |
13日 |
大型特殊 |
18 |
27 |
― |
4 (1)※ |
19日 |
※医師等の資格がある方は応急救護処置教習が免除されるため、
( )内の学科教習時限数となります。
- 参考
- 警察庁の施策を示す通達(交通局):運転免許課
第一段階では1日に受けられる技能教習の教習時間が2時限まで、第二段階では1日に受けられる技能教習の教習時間が3時限までとなりますので、必然的に最短日数が決まってきます。
通学でも最短日数で卒業できることは可能なのですが、交通費や、元々の料金などの関係で合宿の方が安くなる場合もございます。
免許センターで一発試験ってアリ?
運転免許試験場で一発試験での合格を狙う場合は、教習料金が不要になるぶんコストを抑えて大型免許を取得することができます。
例えば東京都の免許センターで大型免許を一発試験で取得する場合、受験手数料8,650円を支払う必要があります。また、合格後は別途取得時講習受験料の22,000円を支払う必要もあり、合計で30,650円必要になります。
基本的に教習所に通う場合、20万以上は必要になるケースがほとんどですので、3万ちょっとで大型免許を取得できるのはかなり大きいですよね。
しかし、飛び入り受験での一発合格は簡単ではありません。また、一度失敗して再試験になれば、そのぶん費用も増えていきます。
- 参考
- 運転免許統計 令和元年版
これらの受験者数は延べ人員のため、合格者の中には年内に再受験・合格した受験者も含まれます。
合格者のうち、指定自動車教習所を卒業しなかった人は約10%とかなり少ないです。その10%には免許失効者なども含まれていますので、純粋な一発試験での合格者の比率はより少なくなるでしょう。
この数字から、一発試験での合格を狙うのは相当難しいと考えられます。指定自動車教習所を卒業した場合の受験手数料も一発試験よりも安くなり、3,600円とかなり安くなるため、よほどの理由がない限りは指定自動車教習所を卒業してからチャレンジした方が良いでしょう。