
けん引
けん引免許は、大型・中型・普通・大型特殊自動車のいずれかで、750㎏を超える車をけん引する時に必要となります。トラクターなどのけん引自動車を運転する時を考えていただくといいでしょう。
ちなみに、「けん引自動車」とはけん引するための装置と構造を備えた車のことを指し、トレーラーなどけん引されるための装置を備えたものは「被けん引車」といいます。
合宿免許では、大型車や大型特殊の免許との同時教習で数得される方が多いです。特に大型特殊とセットの場合は、お盆や年末年始などの長期休暇を利用して取得される方が多いです。人数が集中しやすい一方車種が少ない分とても混み合いやすいのですが、入校予定日の数か月前から予約を取っておくと安心でしょう。
免許の取得条件に、満18歳になっていること、両眼で0.8以上・かつ片眼で0.5以上であること、聴力検査に合格すること、普通・中型・大型・二種・大型特殊免許のいずれかを取得していることがありますが、教習所によって入校条件は異なることがあります。入りたい学校の入校条件をチェックしたり、入校可能な学校は何かなど、お気軽にお問い合わせください。
【けん引車】入校資格
年齢 | 卒業検定までに、満18歳以上になっている事。 |
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免許経歴 | 普通自動車または大型特殊自動車を所持している事。 被けん引車両が上位クラスの車両になる場合は、上位免許も必要となります。 |
視力 | 両眼で0.8以上、かつ片眼で0.5以上。 深視力検査で誤差が平均2センチメートル以下である事。 |
色彩識別能力 | 赤・青・黄色の識別が出来る事。 |
聴力 | 障がいをお持ちの方は事前にご相談下さい。 |
※上記適性基準の他に、自動車学校ごとに入校条件が設けられる場合がございます。
【けん引車】オススメ情報
【けん引車】教習所一覧
東北の教習所
関東の教習所
中部の教習所
関西の教習所
中国の教習所
四国の教習所
九州の教習所
規定教習時間(けん引車)
運転免許を取得するには、法律で定められた時限・内容の教習を受ける必要があります。所持免許によって時限数が異なりますが、ここでは、普通車免許所持のプランを紹介いたします。
- ◆普通車所持の場合
技能教習:第一段階…5時限・第二段階…7時限
※けん引車免許の教習は普通自動車免許(とその上位免許)、大型特殊免許を取得していることが前提、学科試験は免除されています。
けん引車でできること
いわゆる「けん引自動車」で750㎏以上の車をけん引する時に必要とされるけん引車免許は、プロ免許の中では補助的な位置にありますが、キャリアにおいてどう使えるのでしょうか。
まずはトラクター(けん引用のトラックのようなもの)を運転できることです。業界でいえば、土木業界ではダンプ、運送業界ではコンテナを運転するのに重宝されます(どちらも中型・大型免許とセット)。荷物の状態でいえば、液体を運ぶタンクローリー(大型免許とセット)、細長いものを運ぶポールトレーラーなどが様々な業界で役立っています。
キャリアだけでなくプライベートでも役立つことがあります。アウトドアや旅行の際に使うキャンピングカーの運転です。普通免許や準中型免許で運転することができるものもありますので、そのような趣味の方は取っておくといいかもしれません。